「催告（さいこく）」とは、一定の行為を行うことを相手方に要求する通知のことです。 催告には、大きく分けて 義務履行の催告 権利行使の催告 があります。 通常使われる催告は、義務履行の催告、すなわち、債権者が債務者に対し債 […]

「調書判決（ちょうしょはんけつ）」とは、裁判官が判決書を作成する代わりに、書記官が調書に判決の内容等を記載して行う判決をいいます。 裁判所は、通常、審理を進めて、最終的に判決をして裁判を終了させます。 判決は、言い渡す必 […]

「執行文（しっこうぶん）」とは、強制執行を行うために債務名義に付与してもらう、強制執行を許可する文書のことです。 『強制執行は、執行文の付された債務名義の正本に基づいて実施する。』と法律で定められています（民事執行法25 […]

債権者が、債務者の財産に強制執行をして債権を回収しようとする場合、 （債権者をＸ、債務者をＹとします） 債務者Ｙの財産に直接執行を行う場合と、債務者Ｙが第三者に対して持っている債権に対して行う場合（債権執行）があります。 […]

「瑕疵（かし）」とは、傷や欠点のことです。 法律用語として、難しく説明すると「本来有しているべき性能、機能などを備えていないこと」です。 例えば、買った家が雨漏りする場合、この家には「瑕疵」があるということになります。 […]

「公示送達（こうじそうたつ）」とは、相手方当事者が所在不明の場合に、訴状などを送達するための制度です。 （民事訴訟法110条以下） 訴状や判決は、相手方当事者（被告等）に送達されないとその後の手続が進められないので、相手 […]

「和解（和解）」とは、裁判上または裁判外において、争いをしている当事者が互いに譲歩しあって解決することです。 （「裁判上」とは裁判の手続の中で、「裁判外」とは裁判の手続の外で（裁判を起こす前、または裁判を起こした後であっ […]

「所有権（しょゆうけん）」とは、物を直接・排他的に支配する権利のことです。 民法では、「所有者は、法令の制限内において、自由にその所有物の使用、収益及び処分をする権利を有する」とされており（民法206条）、所有者の有する […]

「占有権（せんゆうけん）」とは、物を実際に支配していることによる権利です。 「所有権」と違って、少し分かりにくい権利といえます。 本当の持ち主ではないけれど、「物」を支配しているということがあります。 例えば、アパートの […]

「時効の援用」とは、時効により利益を受ける者が時効の効果を主張することです。 「時効は、当事者が援用しなければ、裁判所がこれによって裁判をすることができない。」と法律で定められています（民法145条）。 時効が成立する要 […]