訴状
「訴状(そじょう)」とは、民事裁判(民事訴訟)において、裁判を起こすひと(原告)が、その請求する内容を書いて裁判所へ提出する書類のことです。
民事訴訟は、原告が訴状を裁判所へ提出することによって始まります。
訴状を提出された裁判所は、訴状の内容を審査して、不備がなければ、口頭弁論期日を指定して、裁判を起こされたひと(被告)へ訴状を送ります。
(通常は、「特別送達(とくべつそうたつ)」という方法で送ります。)
訴状には、訴額に応じた収入印紙を貼る必要があります。
(裁判を行ううえでの手数料となります。)
また、訴状の送達等に使用するための郵券も納める必要があります。
訴状を受け取った場合、そのまま放置していると欠席判決となり、原告が請求した内容がそのまま認められてしまいます。
したがって、訴状を受け取ったら反論の書面(答弁書)を提出するなどの方法により対応する必要があります。