契約
私たちは,日常生活の中で知らず知らずのうちに,いろいろな「契約(けいやく)」をしています。
例えば
A子「B子ちゃんのハサミ借りていい?」
B子「いいよ」
というやり取りがあったとします。
この場合,ハサミをタダ(無償)で借りることを申し込んで、それに承諾を得ているので、「使用貸借(しようたいしゃく)」という契約が成立しています。
C男「このハンバーガーとお前のおにぎりを交換しようよ」
D男「いやだよ」
というやり取りの場合はどうでしょうか。
この場合,ハンバーガーとおにぎりの「交換契約(こんかんけいやく)」を申し込んだけど,承諾を得られなかったので,契約は成立しませんでした。
「こうしたい」という考え(=意思(いし))が一致したら,その一致した内容を守らなければならなくなる(拘束力を持つと言います)のが契約です。
契約書を作るものだけが契約というわけではないのです。