収入証明書
法律用語ではないですが・・・
お金を借りたり、住宅ローンを組んだりするときに提出を求められる収入証明書についてのハナシです。
実は、収入証明書という名前の書類が存在するわけではありません。
収入や所得を証明する書類である
- 給与所得者が雇用主からもらう「源泉徴収票」
- 自営業を営む者の「確定申告書」
- 役所が発行する「住民税課税証明書 (所得証明書ともいいます)」、「非課税証明書」
- 役所が発行する「納税証明書」
などを総称して、収入証明書と呼んでいるのです。
そのため、「収入証明書を提出してください」と言われても、証明する内容によって、提出すべき書類は違うということになります。
住民税が課税されていない方については、
「住民税課税証明書(所得証明書)」は発行されず、
かわりに「非課税証明書」が発行されます。
「納税証明書」は、国税、県税、市税の納付状況を証明するものです。
- 国税は、税務署
- 県税は、県税事務所
- 市税は、市区町村役場
が発行します。
住民税の「納税証明書」には、所得金額が載っていないので、所得を証明する資料にはなりません。
所得税及び法人税の「納税証明書」には、所得金額が載っていますので、所得を証明する資料になります。
「収入証明書」を提出する場合は、どの証明書が必要かを提出先へ事前に確認しましょう。