上訴
「上訴(じょうそ)」とは,裁判所の判断について,その上級裁判所へ不服を申し立てることです。
裁判所の判断がおかしいと思った場合、別の(上の)裁判所に対して、もとの裁判所の判断はおかしいので、見直してくれと訴えることができるということですね。
上訴には,控訴(こうそ),上告(じょうこく),抗告(こうこく)などがあります。
第一審(簡易裁判所,地方裁判所,家庭裁判所)の判決に不服がある場合は,控訴することができます。
控訴審(通常は高等裁判所,地方裁判所の場合もあり)の判決に不服がある場合は,上告することができます。
抗告とは,裁判所の出した決定や命令に不服がある場合に行う不服申立てです。
通常、上訴ができる期間には制限があります。
控訴・上告については,判決が当事者に伝えられた日から2週間以内に行う必要があります。
また,抗告のうち,即時抗告という手続も,不服申立てができる期間が決められています。
上訴できる期間を経過したら,泣こうとわめこうと上訴できなくなるので,注意しましょう。
弁護士の懲戒事由でも上訴期間の徒過というのをたまに見かけます。