事件番号

「事件番号(じけんばんごう)」とは,それぞれの裁判所が各事件に受付順で付ける通し番号のことです。

例えば,「福岡地方裁判所 平成12年(ワ)第345678号」などと付けられます。
()の中の符号(上の例では「ワ」)は,事件の種類によって分かれていて,事件番号を見れば事件の種類が分かるようになっています。
上記の事件番号は,福岡地方裁判所へ平成12年に申し立てられた通常の訴訟事件(ワ号事件)のうち,345678番目に申し立てられたものということを示しています。
(なお、上記事件番号は架空の番号です。)

裁判所は,事件番号によって事件を特定しています。
そのため,

  • 裁判所へ書類を提出する場合には,事件番号を記載する必要があります。
  • 裁判所へ問合せをする場合には,最初に事件番号を告げればスムーズに話が進みます。

裁判所に事件のことを問い合わせるとき、自分の名前(当事者の名前)を言っても、裁判所の職員もどの事件のことかすぐには分かりません。
最初に
「事件番号が平成12年(ワ)第345678号の件で電話したのですが」
などと事件番号を伝えれば、裁判所は誰が担当者を調べて、その担当者にかわってくれます。

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